気合いの華
電車に揺られてすぐに降りた。

「総合病院にいるはずだよ?」

「結構近いね?」

その後俺達は病院へと入って行った。

「確か2階だよ?」

俺はそのまま階段を登って2階へと向かった。

「あ!」

「よおカズキ!それから…」

「中川です。」

「ミッキーお見舞いっすか?」

「あぁ、一応な?んじゃな!」

「へ?あ、はい!」

ミッキーは病院からさっさと出ていってしまった。

「確かこの辺に…あ、あった!」

俺達はそこに入る事にした。


トントン…

「お!カズキか♪」

「おはよう!矢部さんも来てたんだ?」

「まぁ一応…」

「一応ってなんだよ?」

「また羽鳥くん入院かぁ…コイツ本当バカだよね?」

「うん…バカは治らないって言うもんね?」

「なぁ悪いんだけどさ、2人で話したいからちょっと出てくんね?」

へ?俺達邪魔なタイミングで入っちゃったの?

俺は悪い気がして中川さんと2人で部屋から出ようとした。

「おい!カズキが出てどうすんだよ?お前は残れって!」

あぁ、2人って俺だったのか…

俺は仕方なくカバンを机の上に置いて2人が出るのを待った。

「見舞いなのに手ぶらなの?」

「買ってきたけど欲しい?」

「あぁ、くれくれ!」

俺はカバンからコンビニで買っておいたタバコとライターを渡した。

「お!気ぃ利くじゃん!サンキュー♪」
< 200 / 332 >

この作品をシェア

pagetop