気合いの華
「顔も狙っていいよ?」

「うん、さっきから狙ってるんだけど…」

狙ってたんかい!!

「左手も使ってみな?」

「へ?難しいよ!」

「右利きの人は左手使うと力出ないよね♪」

「当たり前じゃん!あぁ、当たんない…」

まぁ俺が頭を左右に振って全部交わしてるからね…

「ふぅ…もう疲れた!」

「どう?面白いでしょ?」

「当たんなかったけどね!結構楽しかったよ♪」

「俺も楽しかったよ!」

「でも難しいね…やっぱりカズキくん凄いよ♪」

「ミッキーと比べたらまだまだだよ?」

「でもカズキくんだったらミッキーさんのあのストレート避けれたんじゃないかな?」

「ん~微妙だね?でもミッキーってサウスポーだからね!」

「サウスポー…って左利き!?」

「うん、どっちでも出来るみたいだけどね?」

「そ、そうなんだ…それじゃ本当に手抜き試合だったのかもね…」

「あれだけ威力の入らない態勢からの右手だから…あれでも手加減したって事なんだろうね!」

「それヤバいね…カズキくん絶対喧嘩しちゃダメだよ?」

「わかってるよ?俺はルイ程バカじゃないから♪」

「あ!そいえば羽鳥くんに何も買って行かなかったから何か買ってく?」

「俺はさっきもう渡したよ?」

「本当?着く前に言ってくれれば良かったのに…」

まぁタバコ買ったなんて言いづらいじゃん?
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