気合いの華

再開

ガチャッ!

「おはよ?」

「うん、おはよ♪」

「あぁ、もうその格好見て何やるかわかっちゃった♪」

「だから退屈だと思うよ?」

「別に大丈夫だよ?見てるの好きだし♪」

それなら良いけど…

「んじゃ行こう?」

「私自転車で大丈夫?」

「うん。俺が道案内するよ?」

その後俺と並びながらジムへと向かった。

「さ、ここだよ?」

「よくこんな所見付けたね?」

まぁ小さいから仕方ないけど…

「ミッキーの紹介で入ったんだよ?」

「お!カズキくん、彼女かぁ?」

「気まずくなる様な事言わんで下さいよ?俺の連れの中川さん。」

「よ、よろしくお願いします。」

「あちら谷尾さん。面倒見の良いここのコーチだよ?」

「なんだ?おだてても何も出ねぇぞ?」

谷尾さんは嬉しそうにヘッドギアを被った。

「今日もやるんだろ?」

「まずアップさして下さいよ?」

俺はベンチに言ってから中川さんに飲み物を渡した。

「俺の今の目標は谷尾さんを倒す事なんだぁ♪」

「へぇ!ちょっと年来てそうじゃない?」

「今年28らしいけど、元プロだからだいぶ強いよ?」

「そ、それは強いね…」

「ミッキーは小5の時に倒したらしいよ?」

「ミッキーさんってプロ目指せるんじゃないの?」

「本人はキックよりも喧嘩が本職らしいからその意思は無いみたいだよ?」

「そ、そっか…」
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