気合いの華
「ご馳走さん♪」

「美味しかったねぇ♪」

「さって、鍛え直しますか♪」

「食べた後なんだからあんまり動かない方が良いんじゃない?」

「でもここで運動しないと肉ついちゃうからさ?」

「それ…私に言った?」

「へ?違う違う!俺運動してないと太っちゃう体質なんだよね?」

そんな事はないけど…

「私は太らない体質だから良いんだもん!」

「羨ましい限りです。」

俺もそうなんだけどね…


「あれ?もう6時っすか?」

「いっつも頑張るねぇ♪」

「すみません、また今度来ます!!」

俺は急いで中川さんの所に行った。

「ごめん、お待たせ?」

「ん?もういいの?」

「うん、行こっか♪」

俺は疲れた体に鞭打って帰り道も走った。

「あれ?」

「ん?どしたの?」

川中の近くまで来たらコンビニの所に見覚えのある顔が…

「ちょっと来て?」

「へ?どしたの?」

「お久しぶりっす!」

「へ?か、カズキくん!?」

「田渕先輩、学校来て下さいよ?」

「う、うん…」

「みんな待ってますよ?」

「うん…」

「今何してんすか?」

「いや、ちょっとね…」

「田渕ぃ、あれ?そこのカップル知り合い?」
「おいバカ!その人カズキさんだよ!!」
「へ?あ!すみません!ちょっと暗くて見えなかったもんで…」



何この人達…
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