気合いの華
「スゲーじゃん!カズキって実は強かったのかよ?」

「は、はは…」

松戸くんに言われると嬉しい様な、照れる様な…

「カズキは伸びるぜ!」

冴島くんまで俺の事褒めてくれちゃってるよ…
多分気絶の原因はパンチじゃなくて頭打った事だろうけど…


「片岡、お前の後輩どうなってんだよ!なんか鍛えてんのか?」

「いや、全く知らねぇ!カズキなんかやってんのか?」

「は、はは…」



その後屋上行ってグダグダしながら語っていた。


「あぁ?別に怒ってねぇよ?片岡が悩みある事くらいは気付いてたしよ!」

「俺らの喧嘩魂が薄れてきてる気がしちまってよ…悪かったな、冴島くん…それに狭川も。」

「それにってなんだよ?俺はオマケか付録か何かかよ?」

「狭川先輩何言ってるかわかんないよ?」

すると狭川先輩が思い出した様に言った
「あ、そいえばこないだ、昔潰しに行った山中のヤツらにあって意気がってたから、宣戦布告してきたんだった!」

宣戦布告?

「おぉ?何かやらかしたか?」

「2人アンパンマンにして周りにいたもう1人に言ったんだよ!1ヶ月以内に報復来なかったらお前らクズ決定ね♪って」


「へ?こないだっていつ?」

「多分ちょうど1ヶ月くらい前じゃなかったかな?」
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