気合いの華
おかしいなぁ…

「裕美さんも居ないのか…」

「2年に江夏の仲間は居ないみたいだな…次は3年か?」

「うん、行こう!」

ダダダダダ…

「見た感じ居なくね?」

「どっかたまってそうな場所とかわかります?」

「学校だったら江夏の所か2、3年の廊下のどっちかだろうけど…」

なら学校には居ないか…

「じゃあ学校以外はわかります?」

「いや、わかんない。」

「…そっすよね。」

「なぁ、もういっそメールだけ入れときゃ良くね?」

「でもルイ、それじゃ何かあっても止めに行けないじゃん?」

「ミッキーでも流石に女殴ったりはしね~だろ?」

「…じゃあ、信じてメールにしよっか。」

桜木先輩は少し考えては居たが、きっとミッキーを信じたって事なんだろう。

「そうっすね!何事もなく昼頃には帰ってきてくれればそれで良いんすけどね?」

ルイがそれを聞いて爆笑した。

「ミッキーが何事もなく帰ってくるタマかよ?」

確かにそうだけど…
俺はメールを打って携帯をしまった。

「メールは打ったから、とりあえず屋上行って考えよう?」

「はぁ?あち~っしょ!こんな時に屋上行くなんてよっぽどバカだろ?」

「ルイ、カズキくんがそうゆうんだから、一端屋上行こう!タバコも吸いたかったしさ?」

「そだな!屋上行くか♪」

自分で言っといてなんだけど、ルイこそバカなんじゃないかな?
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