気合いの華
ガチャッ!!


「あ!」

松戸くん寝てるよ…

「バカはどこにでもいんだな?」

「ルイは人の事言えないんじゃない?」

「は?俺もかよ!!」

「松戸くん起きちゃうから静かにしよ…とりあえず日陰行って考えよ?」

俺達は屋上の小さな屋根がある所の下に行った。
なんで松戸くんは気にせず寝られるんだろう…

「とりあえず今10時半か…ミッキーから連絡来た?」

「いや、まだっすね。」

「下手に外行っても、意味ないだろうし…どうする?」

「そいえばなんで桜木先輩が4組いたんすか?」

「ん?ミッキーの2個隣の子が可愛いからさ?」

「またそのパターンかよ!」

「いや、ただ会話を楽しんでただけだって?」

「それでミッキーが揉め始めたと?」

「まぁそれは最近だとちょくちょく見られる光景なんだけどね…今日のは凄まじかったよ!ミッキーが戻ってきた感じがするよ♪」

「昔のミッキー?」

あぁ、俺は聞いたから知ってるな…

「1年の頃はヤバかったぞ?学校の生徒が1年を中心にほとんど入院してたからね?」

そ、それはヤバい…

「牧野ですらワンパンで入院させられてたしな?片岡先輩とかその1個上の先輩とかなんて警察にチクって止めようとしたみたいだけど、無駄だったしさ?本当戦場って感じだったよ!」

だがなぜか桜木先輩は楽しそうに話している。

桜木先輩もやられたんじゃないの?
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