気合いの華
教室から出た時に冴島くんが
「隼人と牧野はさっきウズウズして山中に乗り込んでったぞ?」

へ?隼人先輩と牧野先輩が!?

「意外だね?」

「みんなきっとワクワクしてんだろ?強ぇ奴らと闘えるってよ?」

「じゃ、じゃあミッキーもかな?」

「あぁ、アイツが1番うずいてんだろぅな!去年は帰ってきてから『次はぜってぇぶっ殺す!』って口癖みてーんなってたからな♪」

そうだ、ミッキーは去年も行ったんだもんね…
なら俺も気合い入れなきゃダメだよね!

「よし、ルイ!2人ん所行こう♪」

「あぁ、カズキもやっとヤル気出てきたか♪」

俺とルイはコンビニに居た片岡先輩と狭川先輩の所に行った。

「お待たせっす!」

「おぉ、お前らとやるのは初めてんなるな♪」

「手加減無しで来いよ?」

「お前らこそ?」

あれ?ルイもかなりヤル気満々みたいじゃん♪



バキッ!

サッ…ドカッ!

「おいおい…俺のパンチが当たんねぇんかよ?」

「片岡先輩、まだまだこれからっすよね?」

「あぁ、こうゆうやり方もあるってのを見してやるぜ?」

シュッ…ガシ!!

ブワンッ!!

「ぐはっ…!」

俺は肩と胸ぐらを掴まれて背負い投げをされた。

「よっし…!」

ドスンッ!!

馬乗りになってきた片岡先輩の鳩尾にストレートを入れた。

「くっ…」

俺は直ぐに立ち上がって構えたら、片岡先輩も立ち上がってきた。
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