気合いの華

ガラッ！！

「あ！戻ってきた♪」

中川さんと矢部さんは俺達の分の給食を準備して待ってくれていた。

「ごめんごめん！遅くなった。」

「カズキがわざわざ手ぇ洗いたいとか言うからだろ？」

「だって汚いじゃん？」

「お前は潔癖症か！！」

へ？普通じゃないかな？ルイなんて地面で寝そべってたんだしさ…

「良いから早く食べようよ？」

「へ？ゆっくりでいんじゃない？」

「なんで？」

「だって…多分これ食べ終えたら、しばらく会えなくなるよ？」

「…」

「か、カズキは何言ってんだよ！恥ずかしいヤツだなぁ～？」

ん？本当の事じゃない？

「じゃあ、揃ったみたいだし♪いただきます！」

｢｢｢いただきます！！｣｣｣

「くっはぁ！美味ぇなぁ♪」

ルイは腹が減ってただけなんじゃ…
まぁ俺もだけど！

「なぁカズキ？あっち行ったらどんな事すんだ？」

「最初の内はあっちの人達と同じメニューのトレーニングをやるってミッキーに聞いたよ？」

「カズキくん達、死なない程度にね？」

「そんな大袈裟な所じゃないでしょ♪友達の親父さん所の人達なんだよ？」

「その親父さんが筋門なんだけどな？」

「えぇ？それ本当だったの！？」

あ、自然とその話ししちゃってたけど、もう今更嘘言っても無駄か…

「ごめんね？心配しちゃうかと思ってさっき嘘ついてた…でもなんか吹っ切れた気がするよ！」