気合いの華
モグモグ…ゴクンッ!

「おぅ、カズキ!」

「ん…あいざいます♪」

ミッキーこんなに食べてるの!?

「10時から始まんだとよ?」

「マジすか?まだまだ時間ありますね…」

今は6時半だから3時間以上ある訳だ…

「ミッキーって起きんの早いんすね?」

俺が起きた時には、いつもミッキーだけは起きていた。

「俺は3時間ぐらい寝りゃ1日動けるからな♪」

へ?俺の半分ぐらいなんじゃ…

「凄いっすね?みんなまだ寝てますよ!」

「休む時は本気で休む!これが俺の秘訣だ♪」

な、なるほど…

「これからどうします?」

「俺は一端風呂入ってからメシ食うぞ?」

い、今こんなに食べてるじゃん…

「よ、良く食べますね?」

「あぁ、ついに3桁逝っちまったぜ♪」

さ、3桁って…もしかして体重が?
ミッキーを見たら面白そうに笑っている。

でもミッキーの場合太っている訳ではなく、全部が全部ゾッとする位の筋肉がついている。

「す、凄いっす…」

「カズキはもっとメシ食え!じゃなきゃ細マッチョのままだぞ?」

メシか…
体質的にあんまり肉がつかないんだよね…

「俺食っても食っても肉がつかないんすよ…」

「食ってる量がまだまだたんねぇよ!今の2倍は食わなきゃよ?」

2倍って…今でも結構食べてる方だとは思うんだけど…

「そんなに入んないっすよ?」

それを聞いてミッキーが、見てろ?と言いながらラーメンのスープを一気に平らげた。
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