気合いの華
「ま、別に良いって事よ♪それよかカズキくんは順調なの?」

「お、俺すか?俺は全然っすよ…」

それを聞いて2人は笑いながら俺に言ってきた。

「カズキくんは間に合ってるもんなぁ♪」
「俺らにも女作るコツ教えてくれよぉ?」

「いや、そんなコツ知らないし、そもそも彼女いないっすから!」

「またまた~?」

はぁ…

俺はこの2人をシカトして食事にうつった。

「いただきます。」

「お?野郎3人でメシか?」

そこに来たのは隼人先輩だった。

「隼人先輩、そんな事言わんといて下さいよ?」

牧野先輩が凹みながら呟く。

「冗談だって?さ、メシにしようぜ?」

「あ、俺らもう食べ終わっちまいますよ?」

そいえば牧野先輩も桜木先輩もデザートを食べていた。
というより食べ終えていた。

「なら俺はカズキと食ってるか♪」

そう行って運んで来た牛丼をがっつき始めた。

俺もオムレツを食べる為に箸を進めた。

「あれ?珍しい組み合わせじゃん?」

そこに来たのは冴島くんだった。

「別にカズキとメシ食ったって良いじゃん?同じ彼女持ち同士なんだし♪」

「ちょっ!俺別に彼女いないっすよ!?」

「いるみてぇなもんじゃん?どう、上手くいってんの?」

「あんまおちょくらんで下さいよ?」

俺はそのままメシを口に放り込んで一気に平らげた。

「ごちそうさま♪」

「付き合ったら俺に報告してくれよ?」

「はいはい…」

俺はそのまま軽くランニングに行った。
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