気合いの華
「全く手も足も出なかったら嫌っすね…」

「ばっ!変な事言ってんじゃねぇよ?こっちが緊張しちまうだろ!?」

「でもカズキの言う通りかも知んないぜ?なんたって相手は喧嘩のプロだかんな…」

「何朝っぱらからダセェ話ししてんだよ?」

そこには寝起きの松戸くんが来た。

「松戸くんは起きんの遅ぇって!」

「おう…ちょっくら走ってくるけど行くか?」

「俺はパス!」

「俺も!メシ食い終わったばっかだしよ?」

「その通り♪」

狭川先輩のその通りって…

「俺は今走ってきた所だからいいや!今行けばミッキー居るよ?」

「お!じゃあ行ってくるぜ♪」

松戸くんは走って砂浜の方まで走って行った。

「んじゃ、俺先入ってますね?」

「おう!」

俺はそのまま中に入って筋トレ機具を使って鍛えてから風呂に入って、牛乳を飲んでからマッサージチェアーでくつろいでいた。

「そろそろ…時間かな?」

俺は靴紐を結び直してから、すぐにロビーへと向かった。

「おうカズキ!後はミッキーと松戸くんと冴島くんだけだな♪」

結構みんな揃ってたんだ…
ま、そりゃ10分前だからそうかもね♪

俺は段々その時が近付いてくる感覚を味わいながら、後の3人を待った。

「あ、松戸くん!」

「あれ?まだミッキー来てねぇの?」

「一緒じゃなかったの?」

「俺が風呂入ってる間は、どこ行ったか知らねぇよ?」
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