気合いの華

ミッキーとゴミ箱

その後、体勢を整えて作戦会議をする為にある場所へと電車で向かった…


「松戸、後で返すからよ?」

「冴島って金ねぇのによく見舞い行くぞ、とか言えるよな?」


そう、俺達は中央病院へと向かっていた。


「あ、コンビニで食い物でも買ってこうぜ?」

「ねぇ、カズキ?」

「貸さないよ?」

「ケチぃ。」

ルイからまだお金返してもらってないし、電車賃も俺が出した。

「ルイの財布全然お金入ってないじゃん!」

「ちゃんと返すからさぁ?」

はぁ…


そんなこんなで買うものを買ってから、病院へと向かった。


「なぁ川畑美咲ってのと酒井隼人ってヤツの部屋どこ?」

「そ、それが…」



「ま、マジで?」

「聞いてねぇぞ!」

どうやら抜け出したらしい…

「俺が連絡する!」

冴島くんが携帯を出して電話を掛けた。

「おい隼人、おめぇ今どこいんだよ!?あ?石中?ミッキーと一緒か?そうか…じゃあ川中で落ち合おう!あぁ。」

ピッ!パタン。

「おし、川中戻るぞ!」

「状況を説明してくれよ?」

「ミッキーが犯人探しに回ってるらしいから、隼人も手ぇ貸してんだとよ?」

犯人探しって…
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