気合いの華
「…坊っちゃん、遊んではります?」

「なに?」

「いや…ならワイもいかせて貰いますわ!」

「手加減なんてしてんじゃね…っ!?」

相手は掴みに来て、そのまま冴島くんを持ち上げてから、落とすと同時に膝蹴りを入れた。

「グゥエッ!!おぇ…」

そのまま更に持ち上げて、もう一度膝蹴りを入れた。

バキッ!!

「2回も…やったら、芸が…ねぇよ!」

落とされながら冴島くんが相手の顔面に膝蹴りを入れていた。

「坊っちゃんこそ大丈夫でっか?さっきからワイに圧されてるやないですか?」

「本物の喧嘩ってヤツを見せてやる!」

そのまま掴んできていた片方の手を掴んで、頭突きをして下に降りた。

それからジャンプをして、顔面にパンチを入れるモーションをしながら、見えてない下でトウキックを鳩尾に入れた。

ゴツ!

「んぶっ!!」

すぐさま着地と同時に正拳突きを鳩尾に入れた。

ドゴッ!!

「んなっ!?」

更にまたジャンプをして、右手で相手の目隠しをして飛び膝蹴りを鳩尾に入れた。

バグンッ!!

「グファッ!!」

その3回の攻撃で、だいぶ冴島くんの顔に吐き出された血が着いた。

「死にやがれ!!」

右手は目隠しのまんま左アッパーを鳩尾に入れた。

ドスッ!!

「んはっ!…」


ドサッ!
< 252 / 332 >

この作品をシェア

pagetop