気合いの華
俺達は急いで地元に帰り、川中へと戻ってきた。

もう辺りは暗くなりだしていた…


あ、校門の所に誰かいる…

「よぉ、連絡いれときゃ良かったな!」

「たりめぇだよ!いつ出たんだよ?」

「今朝だよ、今朝。」

「怪我の方は大丈夫なんかよ?」

ま、見た感じ大丈夫そうじゃないけど…

「あぁ、平気平気!」

「それよりさっき石中潰しに行ったら、やったヤツの話し聞けたぜ?」

「山中…か?」

「あぁ、あいつらが最近ここらで名を売り出したらしい。」

「じゃあみんなで明日行くか?」

「いや、今日やる!!」

「ミッキー、流石に今日は無理じゃね?」

「あいつらの溜まり場は聞いたからよ…ここと山中の間ぐらいにある地下のゲーセンだとよ!」


「んじゃ…行くぞ!!」

や、やっぱり俺もかな?




「人数ってどんぐらいかわかる?」

「2、3年だけだと8人いるはずだけど、1年がわかんね!」

「ま、俺らと変わんねぇぐらいか…」


俺達は歩きながらそのゲーセンへと向かっていた。

「ね、ねぇ、ゲーセンで喧嘩するの?」

「いや、ゲーセンだと、」
「その場でぶっ殺す!!」


ちょっ!ミッキーって人気合い入りまくりなんだけど…
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