気合いの華
「あ、もしもし?」

「もしもし?帰って来たの?」

「うん、ごめんね!遅くなって…」

「別に大丈夫だよ?それよりいつ帰ったの?」

「昼過ぎぐらいに帰って来たよ?」

「羽鳥くんも連絡くれないみたいだけど、忙しかったの?」

「うん…集中したかったから電源切ってたんだ…」

「んで、どうだった?合宿は?」

「色々学べた気がするよ♪でもみんな色んな想いで帰って来たから、しばらくみんなは遊んでくれないと思うんだ…」

「へ?カズキくんも遊べないの?」

「俺は大丈夫だよ?」

「なら明日遊ばない?もう今日は遅いしさ…」

まぁ確かに、もう夜になるもんね…

「ルイには一応連絡入れてみるけど、来れるかわかんないよ?」

「そっかぁ…久しぶりにみんなで集まりたいんだけどねぇ?」

「まぁね…今矢部さんは居るの?」

「さっきまで居たけど、もう遅いから帰ったよ?」

「なら矢部さんに伝えといて?どこ行くとか決まって無いけどさ。」

「そうだね…ま、明日考えよ?」

「うん、それじゃ!また明日~♪」

「は~い♪」

その後、俺はルイに電話をかけてみた…

「あ、もしもし?」

「どした?」

「いや、帰って来たんだし、明日中川さん達に会おうよ?」

「悪ぃんだけど、場所指定してもいい?」

「へ?どこ?」

「総合病院…」

確かルイもアバラやったんだったよね…

「入院、するの?」

「早く治してぇんだ…」

「わかった、みんなには言っとく!」

「あぁ、んじゃな♪」

「うん、じゃね♪」
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