気合いの華
ピッ♪

ゴトン…

他のみんなもタバコが良いかな…

俺はみんなの吸ってたタバコを思い出して、人数分買った。

「3000円じゃ、ちょっと足りなかったけど…ま、仕方ないよね?」

俺は買い終えて戻っている途中に、そのタスポを見たら、全然知らない人のだったからビックリした。

「そいえばなんでタスポ持ってるんだろ…」

コンコン…

「お待たせっす♪」

「早いなぁ?お、サンキュー♪」

俺は買って来たタバコとタスポを渡した。

「そいえばなんでタスポ持ってるんすか?」

「ん?昔狭川とよく親父狩りやってたからよ♪」

そう言いながら片岡先輩は笑っていた。

親父狩りって…
まぁ確かに、普段は冷静だけど、片岡先輩ってスイッチ入ると豹変するもんなぁ…

俺はとりあえず苦笑いしか出来なかったが、タバコを吸おうとしてたから窓を開けておいた。

「おぅ、助かる!…ふぅ。そろそろ他のヤツんトコ行ってやんな?」

「そ、そっすね♪それじゃ、お大事に?」

「あ!狭川にあったら退院したら暴れようぜって伝えといて?」

「はは…了解っす!」

俺は片岡先輩に一礼してから部屋を出た。

ガラッ…

「ふぅ…」

最初が片岡先輩で良かった!何か逆に元気付けてもらっちゃったよ…

さ、次の人を探さないと…

「あ!」

歩いてすぐの所に桜木先輩の部屋を見付けた。
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