気合いの華
「お!サンキュー♪」

「カズキくんありがとね?高かったでしょ?」

そう言って財布を出してお金を渡そうとしてきた。

「あ、いや!大丈夫です!俺からの気持ちなんで…」

「そう?…本当、隼人には困ったもんよね?」

「ごめん。」

「カズキくんがわざわざお見舞いに来てくれただけでも、じゅうぶん感謝しなきゃだよ?」

「うん…カズキ、ありがと♪」

なんかめっちゃ彼女さんが怖くて言わされてるって感じだよ…

「いや、こうゆう時はお互い様っすから!」

「カズキくんは本当にしっかりしてるのね♪また何かあった時は隼人をヨロシクね?」

「はい!んじゃ俺はそろそろ他の人の見舞いに行って来ますね?」

その時、隼人先輩が目線で助けを求めていた。

そっかぁ…この話しの後、俺が居なくなったら多分、こっぴどく言われるんだろうな…

「あ!…そうだ、隼人先輩。この前は助けて頂き、ありがとうございました。」

2人共『?』って顔をしていたが、彼女さんが隼人先輩の方を向いた隙にオッケーサインを出しておいた。

「あ、あぁ!気にすんなよ?」

「へ?何かあったの?」

「この前隼人先輩が、俺がやられそうになってる所を助けてくれたんすよ!」

「そ、そうそう!まぁカズキが1人であの人数相手にしたのは流石に無理あったろうからな♪…な?」

「は、はい!助かりました。」

「へぇ、隼人もやる時はやるんだ?」

「仲間だしな?」

「んじゃ、俺はこの辺で…お大事に♪」

「おう!サンキューなぁ♪」
「カズキくんも、お大事に~♪」
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