気合いの華
気付いたら山中のヤツはみんな倒れていた。

「お前もやりな?」


ミッキーが俺の肩を叩いてきて、何をするのかすぐにわかった…

た、多分喧嘩ってのは、気絶してても満足行くまでやるのかな…ミッキー見てるとそんな感じだし…


俺も仰向けにして、おもいっきり踏みつけた!

バキッ!!

「うぐっ!」

へ?
ほ、骨折った感覚したけど…

ミッキーを見たら何人もの人を容赦なく、やってるから多分大丈夫だろう…
俺なんかよりもはるかにガタイの良いミッキーがやった方が痛いに決まってるよ…


そう考えたら、もっとおもいっきり踏みつけても良い気がしてきて、他のヤツも踏みつけた!


「おい、ミッキー!カズキ!」

ドンッ!
「おい、カズキ!」

「ん、ルイ?」

「そろそろお巡り来るから逃げろってよ?」

お巡り…け、警察?

「う、うん!」

俺は急いでルイと走って外に出た。


「とりあえずミッキーも連れて来たから、ルイん家に逃げ込むぞ!!」

冴島くんがミッキーを連れて階段を上がって来た。

「お、俺ん家?」

「走れば1分くらいで着くだろ?」

「い、いいけど?」


その後みんなは疲れた体でルイん家に走って転がりこんだ。
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