気合いの華

2年の事情

「ココ桜木ん家!多分みんな来てるよ?」

ピンポーン♪

俺達は桜木先輩の家に着いていた。

「片岡先輩♪あれ?2人も一緒っすか?」

「おう、たまたま部活で会ってな♪お邪魔するよ?」

「あ、はい!カズキくん達もどうぞ?」

俺達はお邪魔させてもらう事にして、桜木先輩の部屋に案内された。

「あ!カズキくん達も来てたんだ?」

中にいた牧野先輩と田渕先輩がビックリした反応を見せる。

「んなビックリすんなよ?」

ルイは気楽そうに部屋の中に入って行った。

俺って、先輩の家とか初めて来るから緊張するよ…

俺はそのまま1人立っていたら牧野先輩が
「カズキくん、ココいいよ?」

と優しく言ってくれた。

「へ?」

ベッドの上で寝そべっていた牧野先輩が場所を退いてくれた。

「カズキいいなぁ?特等席じゃん♪」

いや、でも…
ルイはそう言ってくれたけど、俺にはなんだか、避けられてる気がしてならない。
この前の握手の時もそうだったけど…

「ならルイがベッド行きなよ?」

「いいの?んじゃそうするわ!」

俺はルイが座っていた場所に座った。
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