気合いの華
ピピピピ♪
ピピピピ♪

「ん…」

6時か…
いつもの朝は、この時間からゆっくり支度をして朝練へと向かっていたが、朝練はとりあえずサボる代わりに、1日の筋トレメニューをこなした。

「あとランニングか…」

俺は結構、努力するのが好きな方で、結局シャドーボクシングや縄跳びなんかもやった。

「これから毎日これやるか♪」

帰ってきてシャワーを浴びて、朝食を取って、ネットでキックを調べては真似をしたりしていた時に電話が鳴った。

「ルイからだ…もしもし?」

「もしもし、どした?」

ん?どしたって何が?

「へ?何が?」

「いや、学校来てねぇじゃん!」

俺はふとパソコンの時計を見たら…9時…
「あ!」

「おいおい、暇だから来てくれよ?」

「わかった、すぐ行くね♪」


あぁ、この前の一件で親が俺に呆れてんのかな?
俺遅刻なんてした事なかったから怒鳴るぐらいする気がするんだけどね…

俺は急いで学校へ行き、教室を開けたら前で先生が授業をやっていた。

「ん、やっと来たか!屋上行こうぜ♪」

「マジ?」

俺は先生の方を見てみたが、知らん顔してそのまま授業を続けていた。

「ま…いっか。」

俺とルイは屋上に着いた。

「あ!」

「ん?」

そこには松戸くんが寝っ転がっていた。
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