気合いの華
「んじゃ、俺らそろそろ行くわ!」

ルイが片付けもせずに立ち上がった。

「ちょっ!片してから行こうよ?」

「しゃーねぇ…カズキに免じて片してくか!」

いや、それ普通でしょ?
俺達は片付け終えて、ルイはカバンを持った。

「んじゃな♪」

「うん♪」

俺達は屋上へと向かっていた。

「そういやカバンは?」

「いや、持って来てないよ?」

だって特に持って来る物なくない?

「なら俺も明日からいいや♪」

ガチャッ!!

「おう、カズキ達早ぇな!」

そこには片岡先輩と狭川先輩がいた。

「今日隼人休みだってよ?多分あいつは女だろ?」

「隼人先輩って彼女いたんすか?」

あのイカツイ坊主頭なのに?

「あぁ、JKと付き合ってんだよあのバカ!!」

「昔からの幼なじみなんだとよ?そんな設定俺らにゃねぇっつーの!!」

へ?片岡先輩も狭川先輩も言い過ぎ(笑)

ガチャッ!!

「ちぃーす!!」

桜木先輩と牧野先輩と田渕先輩が入ってきた。

「隼人は休みだとよ?後はミッキーと冴島くんと松戸くんか…」

「あ、3人共休みっすよ?正確には松戸くんは午前中はいたけど早退しちゃったし!」

俺の言葉に続ける様にルイが

「冴島はともかく、後の2人は気に入らねぇからちょうど良いけどな♪」
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