気合いの華
「だったら誰がタイマンはるか決めて、そいつに全部託せよ?」

狭川先輩の一言で、また4人は見つめあった。

「牧野にだけ全部任せるのも悪ぃし…こん中で1番いけそうなヤツ決めようぜ?」

ルイの一言に牧野先輩が続けた。

「みんなで…勝ち抜き戦でもやるか?」

みんな唾を飲む…

「だ、誰が誰と?」

「それは…」

「俺松戸ともやんないといけないんだけど?」

「まぁそれは一応みんなの中から代表を決める訳だし…」

「あぁ、とりあえず参加してくれよ?」

「わぁったよ!んでどうする?」

あっちで話しあってる中で、俺は片岡先輩と狭川先輩と話していた。

「片岡先輩達は…」

「ん?なんだ?」

「仲間同士が揉めるのって…嫌じゃないんすか?」

狭川先輩はクスッと笑って
「嫌に決まってんだろ?でもそうゆう女々しい事いってちゃあまだまだ青いぞ?」

片岡先輩はそれに反論する
「いや、カズキみたいに素直な気持ち持てる方が大切なんだよ!だから大丈夫…みんなを信じて、最終的には丸く収まる事を願えばよ?」

「そ、そっすよね♪」

俺はちょっとホッとした。
片岡先輩も狭川先輩も、やっぱりみんな仲間のまんまで居て欲しいと思ってる事に…
< 71 / 332 >

この作品をシェア

pagetop