気合いの華
「話し方は変わらないけどね♪」

それは仕方なくない?癖なんだしさ…

「つーか牧野っていつミッキーに喧嘩売んだよ?」

「知らないよ?もう万全に見えるけどね♪」

「骨ぐらい喧嘩する覚悟あんだったら折れる折れないなんて気にすんなっての!」

「そのせいでルイはまだ左手に包帯巻かれてるんでしょ?」

「そうだよ?危ないからあんまり喧嘩しちゃダメだって!」

「それはカズキに言えよ!ミッキーと居るんだったら遊ぶ時間より喧嘩の時間の方が多いかもしんねぇぞ?」

ドキッ!

「へ?ほ、ホントなの?」

「そ、そんな訳ないじゃん!ルイは大袈裟なんだよ?」

「ミッキーといて喧嘩が起こんない方が大袈裟な嘘だろ?」

まぁ図星だったんだけど…遊びの内容が喧嘩かスパー付き合ってくれるくらいだったし…

「そんなにミッキーって人危ないの?」

「ほら!ルイが変な嘘言うから~。」

「変な嘘で、学校中の噂になんかならねぇよ!」

「そ、そういえば…」

2人して俺の方を見てくる。

「そ、そいえば今日は隼人先輩と松戸くんがタイマンはるって言ってたよね?」

「あぁ、確か松戸が隼人の彼女見てバカにしたんだっけ?」

「いや、正確には笑っただけで、松戸くんの担任にそっくりだったとかだよね?」

まぁそれで彼女さんが凹んで帰ったんだったけど…確かに似てた!
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