気合いの華
「多分もうそろ終わって戻ってくるよ?」

「そいえばもうそろ隼人は最後の大会なのに、喧嘩なんてして大丈夫か?」

「どうせうちの野球部弱ぇんだから変わんねぇよ?」

「ちょっ!ミッキーそれ隼人先輩聞いたら怒るんじゃ…」

「いや、隼人が言ってた!」

マジかよ、まぁ隼人先輩以外みんな弱々しい人達だったし…

「その前に隼人先輩って全然部活行かないっすもんね!」

片岡先輩がそれを聞いて笑いながら、
「カズキも人の事言えねぇだろ♪」

「ん?カズキ部活やってんの?」

ちょっ!ミッキー遅いって!!

「一応バスケ部なんで…片岡先輩の後輩っすよ?」

「付け足すと、ルイもバスケ部だけどな♪」

「ルイってカズキと同じクラスのアイツも?」

「そっすよ!今はケガしてて部活行ってないみたいだけど♪」

「アイツ松戸にやられたんだろ?何で揉めた?」

「ルイがおちょくってたら急に蹴りを顔の真横で寸止めされて、その日からピリピリしてたみたいっすよ?」

「ふ~ん…こんな感じ?」

ドサッ!

ミッキーは正面にいた田渕先輩の顔の真横で蹴りを寸止めしたら、ビックリして田渕先輩は倒れた。

「そ、そうっすね!寸止めして倒れさせる所まで全く一緒っすよ?」

田渕先輩を見たら苦笑いしていた。
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