気合いの華
「あ?」

あっちゃー…
松戸くん思いっきりガン飛ばしてるよ…


「げっ!」
「なんで松戸がいんだよ?」

「…」

テーブルごしにガンを飛ばし合う…

そんな中、冴島くんが歩き出した…

「ちょっ!」


ドカッ!!







「メシを食いにきただけだからな?」

冴島くんが正面の椅子に腰かけた。

「冴島、てめえ何のまねだ?」

「杉山に免じて、今日は怒らねぇって決めたんだよ?お前らも早く座れ!」

「お、おう…」


お、俺?

「ルイ、お前なんかしたの?」

「コイツの根性見せて貰ったんだよ!」

冴島くんが笑いながら言う。

「は、はは。」
俺は苦笑いだったけど。


「つか2人共、なんで揉めたの?」

「ちょっとルイ!」

「んあ?松戸が喧嘩強いって聞いたからよ?」

「てめえそんな理由で俺に絡んで来たのかよ?」

「おう、悪いか?」

「悪ぃに決まってんだろ!!表出ろや?」

「悪かったな!松戸、お前とはもう揉める気ねぇよ!」

「は?」
「冴島くん?」

みんなビックリした顔をしている!


「松戸は強ぇし、根性もある!気に入ったっつってんだよ?」

「もっと普通な言い方出来ねぇのかよ?」

松戸くんが冴島くんの胸ぐらを掴んで立たせた。


だが、松戸くんの顔は笑っていた。
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