わたるんといっしょ
ピクシーには、少し難しい話のようでした。
しかしながら。
「ご、めんなちゃ……ぃ」
きちんと謝ることが出来る子になるあたり、成果はあった。
「五十鈴さんは、やはり僕の見本ですよ」
「ならば私は、もっと立派にならなければな」
――成長する子に恥じないほど。
立派になっていく子を思う。
これからますます、大きくなっていくんだから、もっと生きていたくなるんだ。
大切な人たちの輪の中で――