わたるんといっしょ
「と、友達じゃねえしっ!お前の人気落としに来たんだ!同人でよくある『純朴少年ほど下は凄い設定』則って、お前の家からアブノーマルなエロ本見つけてやんよ!」
「好きに家捜ししてください。かき氷、おかわりどうですか?」
「押し入れから屋根裏までやってやっからなっ。あと、次はレモン味にしろ!」
差し出された空の器を手に取る。ひんやりとした器は犬童の体温を下げてくれたかと思えど、汗は引かない。
「クーラーないとかねえわ。クーラーがんがんに利かして、布団に丸まって寝る贅沢味わえないとか勿体無いわー」
「あまり冷えすぎても良くないですよ」
「暑さで寝苦しくして徹夜してらんねえんだよ。オレの柔肌キープのためには、きっかり八時間睡眠しなきゃなんねえんだから」