二つの空
放課後…


「おい、ちょっと屋上にこいよな」

怖い顔をして、雄貴に言っていた。

それは…隆士。

私は、偶然、そんなところをみた。

大丈夫かな…

心配をして、私も屋上にいくことにした。

少し…考えてみたら…

私は、雄貴の事が好きになっていたようだった。

その途端、今度は本当に真っ赤になった。

だけど・・・

今は、それを自覚した。

そう、桃香はもう、好きだと、決心したのだ。

そのことを思いながら、屋上へと行った。

どこか、隠れ場所を…

偶然いいところがあったので、そこに

隠れた。

すると、やっと、雄貴と隆士が来た。

「んで…話ってなんだよ」

雄貴は、メンドくさそーな顔をしていた。

だが、隆士は真剣な顔をしていた。

「真剣な話だから…」

隆士は、そう言った。

「お前は…山田桃香が好きなのか?」

隆士のその言葉にドキっときた。

いきなり…いきなりだったから。

「山田…桃香…か…?」

雄貴は、やっと話した。

「あぁ」

隆士はうなずいた。

「俺は…」

「俺は?」

「好きだ…」

え!!?

嘘…でしょ…?

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