【完】となりの俺様幼なじみ
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「この症状だと熱中症だね。」
保健室の先生が杏奈の首筋を冷やしながら言った。
「あと、5分遅かったら救急車呼ばないといけなかったかもよ。」
その言葉に冷や汗を感じた。
杏奈はベッドに寝せられていて何も言わないまま……
「たぶん疲労がたまっていたんでしょうね。最近忙しそうじゃなかった?この子コンテストで優勝した子でしょ?」
「あー、杏奈ここのところずっと深夜まで起きてたみたいですり」
杏奈はコンテストに応募してたことを俺にはばれてないと思ってたかもしれないけど、
夜中に電気がついてたり、制服のデザインが部屋の中に落ちてたりして、薄々気づいてた。