【完】となりの俺様幼なじみ



「あら、そんなことまで知ってるなんて仲がいいのね。」



フフフって先生が笑う。




やべー同居のことは誰にもばれたらいけないんだった。



「家が隣なんで、電気がついてるのがカーテン越しに見えたんです。」



先生が氷水につけてあったタオルを持ってきた。



「今からちょっと職員会議に出席しないといけないから、井原さんみといてくれる?もし、回復したら家に帰ってもいいから」



「はい、わかりました。」



先生は「タオルで冷やしてあげてね。」と言いながら保健室から出ていった。



目の前で眠る白雪姫みたいな杏奈。




「ったく無防備なんだよ。」
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