雨の日の。(短編)
のち晴れ
背中をつかまえると、三辻は少しびっくりして笑った。
「入る?」
同じ言葉に、おれは答えた。
「よろしくお願いいたします」
その答えにりょーかい、と三辻は笑った。
はんぶんこの傘におれは不恰好になりながら入った。
つま先も肩も濡れるけど、悪くはない、そう思った。
fin.
「入る?」
同じ言葉に、おれは答えた。
「よろしくお願いいたします」
その答えにりょーかい、と三辻は笑った。
はんぶんこの傘におれは不恰好になりながら入った。
つま先も肩も濡れるけど、悪くはない、そう思った。
fin.