文目剣術部【参】
「あ…天宮城先輩おはようございます」
天宮城より1つ年下の女子剣道部員《沖口蓬(オキグチ ヨモギ)》が振り向いた
「いつもこの時間に練習してんの?」
剣道着に着替えた天宮城は沖口に尋ねた
「は、はい…朝は静かで良いですし空気が美味しいですから」
「空気?」
「美味いのか?」と天宮城は一瞬思ったがあえてツッコまないでおいた
「そういえばさ聞いたぞ沖口!副主将になったんだってな」
「すげーじゃん」と天宮城は笑みを見せた