文目剣術部【参】
「私…ごめんなさい…あの、でも」
「大丈夫だよ!怒ってなんてないしむしろやっとすっきりしたって感じだしさ」
香賀さんは苦笑いした
「本当はずっと気づいてたんだ…文目が詠に惹かれてってる事…なのにずるいよな俺それでもいつかは…ってずっと文目の隣をキープしててさ」
「だから」と香賀さんは私の頭を優しく撫でた
「今までありがとう文目…詠ちゃんと捕まえんだぞ?あいつ超鈍感だから」
爽やかな優しい最初で最後の笑みを見せて香賀さんは帰って行った
ありがとうはこっちの台詞ですよ香賀さん…
私はずっと香賀さんの背中を見て涙を流した