文目剣術部【参】
いつも守られてばっかりだった俺にはどうする事も出来なくてただ谷口に言われるままその場から逃げて別の舎弟に助けを求めた
その時のせいで谷口の顔には手術跡が残ってしまった
『気にしないで下さい若が元気ならそれだけで充分ですから』と谷口は笑った
だけど俺はすごく悔しかった
守られてばっかりで仲間1人守る事が出来ない自分がすごく情けなかった
それから中学に入って俺は谷口が昔やっていたと言う剣道部に入った
組の中でも谷口は1番良い奴だし人間として大好きで憧れの兄ちゃんって感じだったから俺は谷口みたいになりたくて剣道部に入ったんだ