文目剣術部【参】

だけど止まる訳には行かない

俺がこいつを孤独から救うためには

耳元で風を切る音を聞きながら俺は竹刀を振り下ろした

その瞬間会場に響くスパンと言う音

そして湧き起こる観客からの歓声の叫び声

俺は面をはずした

「薊「かなわねぇや」

「え?」

俺は薊を見た

「結局俺はお前には勝てない…いつもいつも何処に行ってもだ」

面をはずした薊は苦い顔をしていた

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