文目剣術部【参】
だって最高の3年間だったから
皆今までありがと…
俺は茂森の間合いに足を踏み込んだ
そして俺は最期の力を使って茂森からもう一本を奪った
その瞬間はっきり聞こえたボキリと骨が折れた音
その瞬間湧き上がる歓声と骨が折れた音が聞こえて俺を呼ぶ詠達の叫び声
本当俺枳殻剣道部で良かったよ
ふらふらする右腕を抑えながら陣地へ戻る俺に駆け寄る詠達
「蔭平…お前何で怪我の事黙ってたんだよ!?馬鹿だろ?!」