文目剣術部【参】
「まさかって何ッスか笛吹先輩!さすがの俺にだって限界ありますよ」
「もう歩けない」と長水はうつ伏せになった
「とりあえずお疲れ様って所か詠?」
「そうみたいですね」
高笠と詠は顔を見合わせて笑みを見せた
「そう…本当にお疲れ様だな皆」と詠は思った
これで詠達にとっての熱く長い全ての大会が終わった
詠は剣道場の外に出て空を見上げた
「綺麗な青空ですね詠さん」
何時の間にか隣に立っていた華宮は笑みを見せた