文目剣術部【参】
あれから俺達は枳殻高校卒業式を迎えた
長い校長の最後の話しを聞き終えた俺は剣道場へ来た
「ここからスタートしたんだっけ…」
思わず呟くと後ろからドンッと軽く蹴られた
「何1人でしんみり思い出に浸ってんだよらしくねぇ」
「そうだよ長水!」
「もう最後って顔されたら困るだろこっちが!」
長水と蔭平と丁嵐が現れた
「大丈夫ですよ!先輩の跡は僕が頑張って引き継ぎますから!」
「本当に大丈夫か凪?」とクスクス笑う丁嵐
「駄目だったら何奢ってもらおうかな」と蔭平まで笑い始めた