文目剣術部【参】

だが香賀は黙って素振りをしている

「お前を越せる奴なんている訳ないしな」

クスクス笑いながら言う薊の言葉にピクッとなった香賀は「いるよ」と素振りしながら答えた

「は?」と薊は香賀を見た

「薊二度とあんな卑怯な事するな」

香賀は素振りをやめて薊を見た

「卑怯な事だと?」

薊は眉間にシワを寄せた



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