文目剣術部【参】

「蔭平君の事が好きだからに決まってるじゃない!」

一瞬頭の中が真っ白になった

好きだから?俺を?城井さんが?!

「えっ?!」

「やっぱり気づいてなかったんだ蔭平君…まぁ無理もないか」

「あ、あのいつから?」

「入学式の時からよ…ほら覚えてない?私が階段につまづいて転んじゃった時保健室まで運んでくれた事」

「保健室…あぁ!そういえばそんな事あったね」

「あったねって…」

< 46 / 212 >

この作品をシェア

pagetop