文目剣術部【参】
「この酷い怪我じゃ剣道を続けるのは無理かもしれないよ蔭平君」
「え?!そんな…」
病室で俺が男に怪我させられた右腕を見ながら医者は難しい表情をした
後から同じ剣道部員が助けに来たみたいだがその時には俺はもう気絶していた
だから殴られて気絶した後何があったかは分からない
けれど剣道部員達が言うには助けに来た時には右腕は凄い血だらけで大変な事になっていたらしい
「先生!俺剣道続けたいんです!!何とかならないんですか?!」
医者は難しい顔をしながら考えた後「定期的に病院に通い続けるなら何とか剣道を続ける事が出来るかもしれない…しかし」