文目剣術部【参】
「しかし何ですか?!」
「いつか少しでも剣道で無理をすれば二度と右腕は動かなくなる…竹刀を握る事すら出来なくなるんだ…それでも「やります!」
「右腕が完全に錆びつくまで竹刀が握れるかぎり剣道は続けたい!!」
思わず叫んだ俺に医者は一瞬驚いていたがしばらくしてから「分かった」と笑みを見せた
「蔭平君がそれでもと言うなら私達は出来るかぎり君の右腕をサポートするよ」
「ありがとうございます」
こうして俺は病院に通いながら剣道を高3になっても続ける事が出来たんだ