桜並木の下で 下 ~十月から三月~



「第一、アンタは恋愛無関心でしょーがっ!!」




 私は翼を指さす。



「うん、言った」



「じゃあ、恋人のすることにも興味ないんじゃなくって?」




 翼が、そっぽを向く。



 図星かな…図星決定!




「いっ、いいだろ!?女友達なんて、お前くらいしかいないからよぉ。こういうことできるのもお前くらいでさ」




 …。



 私は、遊び道具だったってこと?



 そういうことだよね?


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