1/2な彼~甘い日常生活~







多忙な彼女はこんなに長く休暇を取ることは少ない





しかもわざわざ日本に帰ってくるなんて




祥子は外国大好き人間だから進んで日本に帰ってはこない






「・・・何か、あったんですか?」





だから、何かあったに違いない




そう言うと祥子は紅茶を自分の席まで持ってきて




少し悩ましげに答えた






「ん~、実はね、叔母さんからお見合いしなさいって言われたのよ」







「いいんじゃないですか?」





ボクがそう即答すると、祥子はため息を吐いて言った




「ちゃんと話を最後まで聞きなさい」






まだ何かあるのか









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