意地悪なアイツ【完】
次の日
朝日に照らされながら俺は駅前へ向かっていた。
商店街を歩いていると突然
「あっ健人~!! おはよう」
甘ったるい声で、誰かが話しかけてきた。
まぁ、大体は想像できるけど
振り向いてみる
そこには太陽のような眩しさで
こちらに笑顔を向ける可奈が立っていた。
『おはよう。
ちょうど良かった…。
今日、可奈に話そうと思っていたことがあったんだ』
「な~にぃ?」
目をパチクリさせ首をかしげる
でも……
全然かわいくねぇ~~~!!!