意地悪なアイツ【完】


屋上の扉を開けると冷たい風が俺たちを包み込みHRが始まるチャイムが鳴った。



『可奈…』


「うん…

唯、今まで酷いことをして
本当にごめんなさい」


可奈は深く深く頭を下げた。


「あたしっ…私ねっ
唯が羨ましくてこんなことしてしまった…

私が今まで唯にしたことは
本当に許されないことって分かってる!!!


でもっ!!!!! 「いーよ」


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