意地悪なアイツ【完】
私もいつまでもドアの前で立ってないで
中へ入り席についた。
その時…
『えっ?』
私の視界が一瞬…
ほんの一瞬だけ真っ暗になった
まるで手で視界を塞がれたように…
「どうした?」
横にいる健人が
心配そうに私の顔を覗き込む
『なにもないよ』
「なんだよー驚かすなよ~(笑)」
なんて健人はいつものように笑っている
それにしても
今さっきのは何だったんだろう
私の勘違いだったのかな?