意地悪なアイツ【完】
ゆっくりとおでこの辺りを触ってみる…
生温かいものが手について、、、
『ちっちっ血ーーーーー!?』
あっ頭から血が!
あたしの頭からっ!
パニックになってきる私をお母さんは車に乗せ直ぐさま総合病院へと連れていった。
病院へ着くと頭にガーゼを当ててもらい
手当てをしてもらった。
私にとったらこれだけで良いんだけど、
お母さんが念のため異常がないか精密検査まで受けさせられることに…
「大島さーん」
看護士さんに名前を呼ばれ、
私とお母さんは診察室と書かれてある
扉を開けて中へ入る
中には白衣を着たぽっこりお腹のお医者さんが大きなイスに座り資料を見ていた。
「どーぞ座ってください」
私はイスに座り、
今から何を話されるのかと耳を傾ける…
「検査の結果ですが…」