意地悪なアイツ【完】


体を離すと、唯は俯き肩を落としている。


『どうしたの?』

「今日、診察しにまた病院に行くんだ」


悲しそうに言う。


『なになに~?
私についてきてほしいの~?笑』


おどけてみせると

唯は子犬のようなウルウルとした目で
私を見てうなずいた。


女の私でも可愛いと思うのだから、
男だったら一撃だな…(笑)


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